同氏の講演の中核となった話題は、昨年秋のリーマン・ブラザースの破綻の際に野村が継承したリーマン・ブラザースのアジア・パシフィック部門の継承 に伴うIT部門の再構築の経緯だ。リーマン・ブラザースのアジア・パシフィック部門の「人員、ビジネス、ファシリティを継承した」というのが公式発表だ が、同氏は「わかりやすく言えば買収したということになる」と説明した上で、この事業継承によって野村のWholeSale IT部門のスタッフ数は全世界546名から3,180名へと一挙に6倍近い規模に増員されたと述べた。
特に、従来は拠点のなかったインド、中国、スウェーデンに新たに大規模な拠点ができ、特にインドのムンバイの拠点では1,000名の人員を抱える最 大規模のオフショア・センターが誕生する結果となったという。同氏は「リーマン買収による効果」として、「大量に優秀な人材を確保」したことに加え、「優 れたアプリケーション」「優れたインフラ基盤」「インド(ムンバイ)、中国(シンセン)、スウェーデンのオフショアセンター」をそれぞれ入手できたことを 挙げた。