28日にがんのために38歳の若さで亡くなった歌手・川村カオリさんの通夜が30日、都内の教会で営まれ、元夫でギタリストのMOTOAKIら、親 族や友人約700人が参列した。式は川村さんの宗派だったロシア正教形式。教会の外では来場した人がラジカセで川村さんのアルバムを流し、即席の“ロック 葬”で早すぎる死を悼んだ。
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最期まで病魔と闘い続け、ロック歌手として気高く生きた川村さんの魂は、ロシア正教式の幻想的な雰囲気の中、鎮魂された。
参列者によると、ひつぎの周りには約100本のロウソクが置かれた。薄明かりの中で静かに眠る川村さんの顔は安らかな表情だったという。聖歌隊による賛美 歌も奏でられた。ひつぎの手前には献花台が置かれ、その隣に川村さんが愛用したギター3本、手製のパッチワーク作品3点、生前に発表したCDやDVDの全 作品が並べられた。
川村さんの長女(7)は、完全には愛する母の死を理解しきれないようだったが、幼いながらもしっかりと、気丈に振る舞 う姿が参列者の涙を誘った。また川村さんの元夫・MOTOAKIは来場者に頭を下げ続けたという。遺影は今年1月に撮影されたアーティスト写真。写真の中 の川村さんは愛する娘を見守るように、やさしくほほ笑んでいたという。
通夜の終了後には、来場した知人によって川村さんの最後のアルバム 「K」がラジカセで流された。「♪泣かないで 泣かないで 空を見上げてごらんよ」-。ラストシングルとなった「バタフライ~あの晴れた空の向こうへ~」 の歌声は、川村さんの天国からのメッセージのようにも聞こえた。関係者によると、後日「お別れの会」を開催する予定という。